Windowsのコマンドプロンプトの見た目をカスタマイズする
Windowsのコマンドプロンプトってデフォルト設定だと見た目がよろしくない好みではないので,フォントを変えたり色を付けたりして見た目をカスタマイズしたのでメモ。
フォントを変える
まずはフォントを変更する。
少し探してみたところ,Ricty Diminishedというフォントが良さげだったので導入することにした。
上記のリポジトリをzipファイルでダウンロードして解凍すると,フォントのデータが入っている(拡張子が.ttfのやつ)。フォントはWindowsであれば コントロールパネル→デスクトップのカスタマイズ→フォント を開いてダウンロードした.ttfファイルをコピペすればOK。インストールした後にコマンドプロンプトを開いて,プロパティからRicty Diminishedを選択すればフォントの変更完了。Ricty Diminished Discordという少しだけ違うフォントもインストールされて選択可能だが,どちらにするかは好み。(DiscordのほうはDとかに横線が入っている。)
色をつける
デフォルトのコマンドプロンプトだと一括で色を変えることはできるけれど,文字ごとに色を選択したりすることはプロパティをいじるだけでは不可能。コマンドプロンプトにはいろいろなコマンドがあり(DOSコマンドで検索すると見つかる),その中のpromptコマンドというものを使うと表示を変更することができる。ちなみにデフォルトの表示は以下のような形。色も単色でださい味気ない。
これをpromptコマンドで変更する。自分は以下のようなコマンドを利用した。
これをコマンドプロンプトに入力すると,入力待ちの画面が以下のようになる。
入力待ちのカーソルはドルマークに変更して,ユーザ名,現在のディレクトリなどを表示するようにしてbashのような見た目に変更できた。コマンドの細かい意味は以下のサイトが参考になった。
色を変えたい場合は32mとか37mとなっているところを変えてあげると色が変わる。
さて,このままだとコマンドプロンプトを起動するたびにコマンドを打たなければ色や表示が変わらないので不便である。cmd.exeの起動時に上記のコマンドが実行されるようにすればいいが,お手軽な方法としてclinkを使うものがある。
上記のリンクの上部にあるDownload v0.4.9 (2021/06/22時点)からzipかexeをダウンロードし,インストールする。特に設定を変えずにインストールすると,コマンドプロンプトの起動時に以下のような文字が追加で出てくるはず。
clinkではclinkがインストールされているディレクトリの,clink.batというバッチファイルをコマンドプロンプト起動時に実行してくれている。デフォルトではProgram Files(x86)>clink>0.4.9のフォルダにある。管理者権限でclink.batを何らかのエディタで開き,22行目に書いてあるように先ほどのコマンドを追加すればOK。
デフォルトだとこの下にもいろいろ続いているが特に気にしなくてOK。その後コマンドプロンプトを開くと,はじめから先ほどのような画面になっているはずである。これで設定は終了。